人々の暮らしの「安全」「安心」を支える企業

学校や商業施設、街の一角、私たちの生活のありとあらゆる場所で見かける消火機器。火災から「人命」や「財産」を守る防災製品を製造し、販売しています。「『安全』があるから『安心』がある。人々の安心となる存在であり続けること」を企業ポリシーに、1936年から人々の暮らしを守り続ける企業です。

総務経理部で人事を担当する石地順一主任にお話をお伺いします。

石地順一主任

記者:本日は宜しくお願いします。敷地が広く、建物もたくさんあって、驚きました。

石地主任:ここ(長浜市湖北町)は製造本部で、県内にはここ以外に2カ所、他にも大阪、福岡、埼玉に工場があります。営業本部(大阪市)、4支社、8営業所、6工場を全国で展開しています。だいたい340人位の社員が働いています。理系が4割、文系が6割ほど。理系にも文系にも開かれた会社だと思います。

記者:大きな会社ですね。一般市民にはお付き合いするきっかけがないので、存じませんでした。主な取引先はどういうところなんでしょう?

石地主任:主な取引先は、ゼネコンやサブコンなどの建設業、防災商社、設計会社等、BtoBが基本です。地元では優良企業として評価を受けていますが、なかなか一般の方とお取引がないので、もっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。

国内シェア6割のリーディングカンパニー

記者:取り扱うのは、具体的にどんな製品ですか?

石地主任:みなさんの生活の中に必ずある、身近な製品が多いと思います。学校にある消火栓設備、街角にある消防用水、商業施設などでみかけるスプリンクラー、文化財をもしもの火災から守る放水銃など、社会貢献度の高い製品を設計から出荷工程まで一貫して作っています。

みなさんが知っているあの建物や施設にたくさん採用されています。国内シェアは6割近く、一部は海外にも輸出しています。消防設備業界では、リーディングカンパニーを自負しています。

記者:たしかに、消火栓など暮らしのいたるところで見かけます。生活の「安全」に欠かせない企業なんですね。仕事のやりがいを教えてください。

石地主任:そうですね。創業者の竹村満年は、関東大震災の時、まともな消火設備が無く、なすすべなく街が焼け落ちたのをみて、いつでも消火活動に水を供給できる「不凍式地上消火栓」を開発するに至ったと聞いています。以来、人々の暮らしの「安全」と「安心」を企業使命に掲げ、消防器具の技術向上を目指し、研鑽してきました。私たちの製品は、出来れば使われることが無い方が良いんです。でも、もしもの時の「人命」「財産」「思い出」を守るために、社会の役に立っているという誇りを持って、働くことができています。

記者:どんな社員が多いですか?

石地さん:愚直な人が多いと多いと感じます。社是に「和をモットーにした経営」というのがあるのですが、協調性が高く、部署ごとの連携がとれているのが社風かもしれません。一人では完結できない仕事が多いので、小さな問題でも皆が集まって解決を図ろうとする場面をよく見かけます。

また、良くも悪くも年功序列なので、腰を据えて働ける環境があります。後輩の面倒見もよく、人を大事に育成しようという意識が高い風土です。離職率も4%に留まっています。

パラレルキャリアを築きやすい環境

記者:平日や休日の過ごし方を教えてください。

石地さん:平日は、基本的に8時20分出勤、17時20分退社。土日祝は完全休み。年間127日休を実現しました。全体の残業平均も月平均で約13時間です。工場勤務でも変わりません。休日は社員同士でツーリングに出かけたりしている人たちもいますね。

記者:休みがしっかりとれるというのは、パラレルキャリアも築きやすそうですね。

石地さん:そうですね。消防団や自治会役員、湖北地域では「オコナイ」などの神事など、地域活動に参加する人も多くいます。僕は長浜市街地出身で、小さいころから長浜曳山祭に関わってきました。今も、祭りの時期は有休を取って全日参加させてもらっています。

記者:もともと地元で働きたかったんですか?

石地さん:僕は実は転職組です。大学で奈良県へ進学し、就職活動の時期には地元企業を探しましたが見つからず、東京で人材派遣会社に就職しました。それでも、いつか地元へ戻りたいと思い続けて、この会社へ転職しました。社員は結果的に地域に縁のある人が多く、子育てや介護などライフステージに併せた働き方が定着しています。転職してみて、安定した収入とライフワークバランスが大事にできる会社だと実感しています。地元を進学などで離れても、ぜひUターンは選択肢に考えてほしいと思います。

記者:どんな人がこの会社に向いているでしょう?

石地さん:社会貢献度の高い製品を作っている企業なので、世の中のために頑張りたいという気概のある人にぜひ志望してほしいと思います。

社会貢献度の高いものづくり企業

人々の暮らしの「安全」「安心」を黒子として支える、立売堀製作所。

最後に、石地さんは「国の規格を満たす品質の高い製品にプライドを持ち、高い国内シェアを守り続けていくのが今後の目標」と語ってくれました。

全国の人々の暮らしを守っているという誇りを持って働く姿は、力強く、頼もしく映りました。

これからも私たちの暮らしに欠かせない、ものづくり企業です。

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